第5限目 奥さんの話を正しく聞く。


 
旦那さんには多少耳の痛い話かもしれません。
これは奥さんの話を 聞いているフリをしている旦那さんのことです。
 
奥さんが話しているのに、 旦那さんは新聞紙を広げながら「うんうん」と
片方の耳だけで聞いている。
これでは話のピントがあっていません。
 
試しにやってみて下さい。
 
顔の前に片方の腕を伸ばし人差し指を立てて見て下さい。 指を立てたまま腕を地面と平行に、腕だけを左右に 大きく動かして、顔を動かさずに人差し指を見て下さい。
 
この時の指の見え方を覚えておいてください。
 
次に、 鼻と人差し指が糸でつながっているイメージで、 同じ動きをしながら今度は顔も人差し指と一緒に動かしてみて下さい。
どうですか?
全く見え方が違いますね。 後者の方が指が止まって見え、 はっきりピントが合っています。
 
目や耳が二つあるのは、 正しい距離感をつかむためにあります。
 
インターネットには検索エンジンがあります。
あの検索エンジンは、人間の脳と一緒の 働きをしていると思います。
 
検索エンジンに「赤い」と「赤い果物」と入力した場合、 当然違った内容が検索されてきます。
  
例えば耳の話ですと、
学校で先生が、赤い果物の話をしているのに
生徒は正しく聴いていなくて、
「赤い」までしか覚えていない場合、
「赤い」ものを認識してしまって、消防車やダルマと
先生の話していることとズレが生じてきます。
先生はイチゴやリンゴの話をしていたいのに。

正しく情報を入力すれば、正しい情報が入ってきます。
   
人の話を聞くときは、ちゃんと相手に向かって 正対して聞くことは、正しい情報を正しく インプットするためです。 人間の能力を伸ばすためには、正しく見る、正しく聞く ことが大切だと思います。
  
奥さまの話も、悩みがある生徒の話も 選手からの相談にも、親やコーチは首から上だけではなく、 正対して全身全霊で受け止めてあげる。
60億の脳細胞だけではなくて、全身の60兆の細胞を 体全体を使って受け止める。 そうすると相手は安心してくれます。 やがて奥さまも、 あなたの話を真剣に聞いてくれるようになります。(笑)
最初にお話しました、同調する(受け入れると)と ストレスはなくなります。
 
素直な人は伸びるといわれますが、 間違ってはいけないのは 素直な人に間違った情報をインプットしないことです。
 
だから素直な子には正しい情報を与える。 このことが我々、大人のつとめじゃないかと思います。
 
僕も子どもとは
余計なことを話さないようにしています。
質問してきたことについて、ポイントだけを
なるべく理解しやすく説明することを心がけています。
 
シンプル イズ ベストです。
 
 
おもしろい実験をしましょう。
 


1人の男性に胸の前で
手をクロスにして椅子に掛けていただきます。
 
次に4人の女性に、
小学校の時にイタズラでカンチョウしていた人みたいに、 両手を人差し指だけ出して組んでいただきます。
 
その状態で
一人は男性の右脇の下に指を入れていただきます。
一人は男性の左脇の下に指を入れていただきます。
一人は男性の右膝の下に指を入れていただきます。
一人は男性の左膝の下に指を入れていただきます。
 
ここまでで、セット完了です。
 
「では、みなさん協力して、
座られている男性を持ちあげて下さい !」
 
と挑戦していただきます。
微動たりとも男性は動きません。
 
ここで一度、女性陣は手を自由にしていただき、
誰かの号令で一斉に手を叩いていただきます。
 
「せーの!パン!」
大抵ピッシッと揃いません。
 
「もう一度、せーの!パン!」
出来るまで行います。
 
揃ったところで、もう一度持ち上げに挑戦します。
「せーの!」
これが、上がるんですね。(笑)
 

 
一番驚かれているのは、女性陣よりも、
持ち上げられた男性です。
 
同調する(揃える)と、
無理だと思っていたことができるようになります。
 
気持ち良く正しく同調すると、
エネルギーやパワーが上がります。
 
昔の日本人はエネルギーを
上げるコツを生活の中に取り入れていました。
履物を揃えるとか、 本棚の本をきちんと気持ち良く揃えるとか。 身の周りや身に着けていいるものを美しくしていました。
 
ランニングのときに、声を出して声や足音を揃える。
そうするとみんなのエネルギーが
上がるからだよと子どもたちに説明します。
 
すると彼らは靴やバックを揃えます。
これは場のエネルギーを上げます。
部屋やトイレの掃除も同じことです。
このようなことをするのが
当たり前だという時代は終わりました。
だから、子どもたちには実技で教えます。
 
日本人の生活のなかには本当に素晴らしいものがあります。 同じ制服やユニフォームを正しく着ることは、 学校やチームや応援が同調しエネルギーを上げ、 元気ある生活やプレーすることにつながります。
  
よくポジティブな言葉を使うと良いといわれます。
どうしてでしょうか?
  
一度、口で「パパパパパパパパパ」と早口で言って下さい。「パパパパパパパ」と言いながら、ゆっくりとジョッグしてみてください。口は早く、足はゆっくりジョッグ。ヘンな感じですよね。
  
次は口で「パーー、パーー、パーー」とゆっくり言って足を速くその場駆け足をしてみてください。なんか気持ち悪いですよね。
  
では、口で「パパパパパパパ」と言いながら足は速いその場駆け足をしてみてください。気持ち良いですよね? ということは、足を速くしたければ、言葉を早くしゃべる。
 
人間は言ったとおりに体が動くようにつくられています。
  
ピッチャーが変化球をキュッと曲げたいのに、腕の振りをゆっくり振っていいたら、求めている変化は期待できませんよね。
 
キュッと曲げたいなら、「ウァ~ン」と言っていたら、腕は速く振れないし鋭く変化しないよね。投げるときに「キュッ!」っと、言ってみな。「オオッ!鋭く曲がった!」みたいな。(笑)
 
子どもたちには
「その様になりたかったら、
 その様になるようなことを言葉にしてみたら」
と言っています。 
 
実技を踏まえて理解してもらいます。
ボールが飛ばなかった子に、
ボールが飛ぶときの、
バッドに当たった瞬間の音ってどんな音してる?
 
プロ野球のキャンプを見学させていただいて、
自分の耳にその音を入れておいて「パン!」って。
音に意識を持っていくだけで、ボールの飛距離が伸びるんです。
 
昔の人は素振りの音に集中していました。
やはり感覚を大切にしていたんですね。
 
言葉にしたように体は動く。
「人生も言葉で言った通りになるよ。
 ポジティブな言葉を使った方が、楽しくない?」って、 子どもたちにいつも話をしています。
 
〈第5限目おわり〉

第5限目 奥さんの話を正しく聞く。


 
旦那さんには多少耳の痛い話かもしれません。
奥さんの話を 聞いているフリをしている
旦那さんのことです。
 
奥さんが話しているのに
旦那さんは新聞紙を広げながら「うんうん」と
片方の耳だけで聞いている。
これでは話のピントがあっていません。
 
試しにやってみて下さい。
 
顔の前に片方の腕を伸ばし人差し指を立てて見て下さい。
指を立てたまま腕を地面と平行に、 腕だけを左右に
大きく動かして、顔を動かさずに 人差し指を見て下さい。
 
この時の指の見え方を覚えておいてください。
 
次に、
鼻と人差し指が糸でつながっているイメージで、
同じ動きをしながら今度は顔も人差し指と一緒に
動かしてみて下さい。
どうですか?
全く見え方が違いますね。
後者の方が指が止まって見え
はっきりピントが合っています。
 
目や耳が二つあるのは、
正しい距離感をつかむためにあります。
 
インターネットには検索エンジンがあります。
あの検索エンジンは、人間の脳と一緒の
働きをしていると思います。
 
検索エンジンに「赤い」と「赤い果物」と入力した場合、
当然違った内容が検索されてきます。
  
例えば耳の話ですと、
学校で先生が、赤い果物の話をしているのに
生徒は正しく聴いていなくて、
「赤い」までしか覚えていない場合、
「赤い」ものを認識してしまって、消防車やダルマと
先生の話していることとズレが生じてきます。
先生はイチゴやリンゴの話をしていたいのに。

正しく情報を入力すれば、正しい情報が入ってきます。
 
人の話を聞くときは、ちゃんと相手に向かって
正対して聞くことは、正しい情報を正しく
インプットするためです。
人間の能力を伸ばすためには、正しく見る、正しく聞く
ことが大切だと思います。
  
奥さまの話も、悩みがある生徒の話も
選手からの相談にも、親やコーチは首から上だけではなく、
正対して全身全霊で受け止めてあげる。
60億の脳細胞だけではなくて、全身の60兆の細胞を
体全体を使って受け止める。
そうすると相手は安心してくれます。
やがて奥さまも、
あなたの話を真剣に聞いてくれるようになります。(笑)
最初にお話しました、同調する(受け入れると)と
ストレスはなくなります。
 
素直な人は伸びるといわれますが
間違ってはいけないのは
素直な人に間違った情報をインプットしないことです。
 
だから素直な子には正しい情報を与える
このことが我々、大人のつとめじゃないかと思います。
 
僕も子どもとは
余計なことを話さないようにしています。
質問してきたことについて、ポイントだけを
なるべく理解しやすく説明することを心がけています。
 
シンプル イズ ベストです。
 
 
おもしろい実験をしましょう。
 

1人の男性に胸の前で
手をクロスにして椅子に掛けていただきます。
 
次に4人の女性に、
小学校の時にイタズラでカンチョウしていた人みたいに、
両手を人差し指だけ出して組んでいただきます。
 
その状態で
一人は男性の右脇の下に指を入れていただきます。
一人は男性の左脇の下に指を入れていただきます。
一人は男性の右膝の下に指を入れていただきます。
一人は男性の左膝の下に指を入れていただきます。
 
ここまでで、セット完了です。
 
「では、みなさん協力して、
座られている男性を持ちあげて下さい !」
 
と挑戦していただきます。
微動たりとも男性は動きません。
 
ここで一度、女性陣は手を自由にしていただき、
誰かの号令で一斉に手を叩いていただきます。
 
「せーの!パン!」
大抵ピッシッと揃いません。
 
「もう一度、せーの!パン!」
出来るまで行います。
 
揃ったところで、もう一度持ち上げに挑戦します。
「せーの!」
これが、上がるんですね(笑)
 

 
一番驚かれているのは、女性陣よりも、
持ち上げられた男性です。
 
同調する(揃える)と、
無理だと思っていたことができるようになります。
 
気持ち良く正しく同調すると、
エネルギーやパワーが上がります。
 
昔の日本人はエネルギーを
上げるコツを生活の中に取り入れていました。
履物を揃えるとか、
本棚の本をきちんと気持ち良く揃えるとか。
身の周りや身に着けていいるものを美しくしていました。
 
ランニングのときに、声を出して声や足音を揃える。
そうするとみんなのエネルギーが
上がるからだよと子どもたちに説明します。
 
すると彼らは靴やバックを揃えます。
これは場のエネルギーを上げます。
部屋やトイレの掃除も同じことです。
このようなことをするのが
当たり前だという時代は終わりました。
だから、子どもたちには実技で教えます。
 
日本人の生活のなかには本当に素晴らしいものがあります。
同じ制服やユニフォームを正しく着ることは、
学校やチームや応援が同調しエネルギーを上げ、
元気ある生活やプレーすることにつながります。
 
 
よくポジティブな言葉を使うと良いといわれます。
どうしてでしょうか?
  
一度、
口で「パパパパパパパパパ」と早口で言って下さい。
「パパパパパパパ」と言いながら、
ゆっくりとジョッグしてみてください。
口は早く、足はゆっくりジョッグ。
ヘンな感じですよね。
  
次は口で「パーー、パーー、パーー」とゆっくり言って
足を速くその場駆け足をしてみてください。
なんか気持ち悪いですよね。
 
では、口で「パパパパパパパ」と言いながら
足は速いその場駆け足をしてみてください。
気持ち良いですよね?
  
ということは、
足を速くしたければ、言葉を早くしゃべる。
 
人間は言ったとおりに
体が動くようにつくられています。
  
ピッチャーが変化球をキュッと曲げたいのに、
腕の振りをゆっくり振っていいたら、
求めている変化は期待できませんよね。
 
キュッと曲げたいなら、
「ウァ~ン」と言っていたら、
腕は速く振れないし鋭く変化しないよね。
投げるときに「キュッ!」っと、言ってみな。
「オオッ!鋭く曲がった!」みたいな。(笑)
  
子どもたちには
「その様になりたかったら、
 その様になるようなことを言葉にしてみたら」
と言っています。 
 
実技を踏まえて理解してもらいます。
ボールが飛ばなかった子に、
ボールが飛ぶときの、
バッドに当たった瞬間の音ってどんな音してる?
 
プロ野球のキャンプを見学させていただいて、
自分の耳にその音を入れておいて「パン!」って。
音に意識を持っていくだけで、ボールの飛距離が伸びるんです。
 
昔の人は素振りの音に集中していました。
やはり感覚を大切にしていたんですね。
  
言葉にしたように体は動く。
「人生も言葉で言った通りになるよ。
 ポジティブな言葉を使った方が、楽しくない?」って、
子どもたちにいつも話をしています。
 
〈第5限目おわり〉