第2限目 目的地を決めて、行き方を調べる。



肚を決めて行ってみたら。
今でも忘れません。
3年生7人が「先生、お世話になりました!」と大きな花束をプレゼントしてくれたんです。
  
なんて粋な子たちなんや! それをお礼参りやなんて!?恥ずかしくも涙が止まりませんでした。
 
その子たちが卒業を迎えました。
卒業生退場の時。
 
大仏くんたちが「先生、農林頼むな!甲子園連れてたってな!」
って満面の笑顔で言ってくれました。僕は「阪神・巨人戦を観にか?」っていうと「ちゃうちゃう、三重県で野球部が優勝して甲子園にや」と言ってくれました。
子どもは感じる力があり、ちゃんと見てくれている。心からやる気を湧かせてくれる瞬間でした。もう涙でグチャグチャで卒業生に慰めてもらいました。(笑)

それから少しずつですが野球部は力をつけ始めました。
 
野球部の目標が
「一回戦突破」
「ベスト8」
「甲子園」へと
変わっていきました。
 
でも、この時の「甲子園」は全身全霊のものではなく首から上のものでした。なんとなく行きたい、行ければいいなみたいな感じだったんです。
しかし、子供たちがどうであれ、求めていることに真剣になろうと思いました。
 
そこでシンプルに考え直してみたんです。優勝して甲子園に行くにはどうすればいいのか?行き方が分からないのに行けるわけがない、と考えてみました。
  
そこで気づいたことは、仮にでもいいので「目的地をハッキリ決める」ことで「調べる」という行動が生まれるということでした。
 
今になっては、すべてのモノゴトの本質は同じということを少し学ばせていただきましたが、当時は一生懸命の閃き勝負でした。
 
車のドライブも受験勉強も高校野球もすべて同じなんだと閃きました。
 
例えば車でドライブしようとするとき、まず何を決めますか?やはり「目的地」ですよね。「目的地」が決まれば、ルート(行き方)を調べ始めます。「ルート」が分かれば、所要時間を調べます。最後に出発時間や準備する物やドライブ先のイメージをしますよね。
 
受験勉強も志望校を決めてからの手順は同じです。高校野球も目標をハッキリ決めてから。手順は同じです。
  
この時、僕のやった甲子園への「ルート」の探し方はビデオカメラ一つ持って、全国の高校・大学・社会人野球の映像をずっと撮りつづけることでした。もちろん、勉強もそこでさせていただきました。
 
すべては久居農林の子たちにイメージを湧かせ理に適った身体の動きを理解してもらうためでした。強い意思を働かせると調べるという「行動」になって深く理解する「知性」を手にすることができることが分かりました。
 
「ルート」探しの2年目は、陸上競技等の他種目を見学に全国を走り回って、3年目は他業種の方々にも学ばせていただきました。大変でしたが、本当に楽しい時間でした。
次はどこに行こうかと毎日ワクワクしていました。
 
そうしているうちに、本当に何が大切なのか?ということが少しずつ分かってきました。
 
〈第2限目おわり〉

第2限目 目的地を決めて、行き方を調べる。



肚を決めて行ってみたら。
今でも忘れません。
3年生7人が「先生、お世話になりました!」と
大きな花束をプレゼントしてくれたんです。
  
なんて粋な子たちなんや! 
それをお礼参りやなんて!?
恥ずかしくも涙が止まりませんでした。
 
その子たちが卒業を迎えました。
卒業生退場の時。
 
大仏くんたちが
「先生、農林頼むな!甲子園連れてたってな!」
って満面の笑顔で言ってくれました。
僕は「阪神・巨人戦を観にか?」っていうと
 
「ちゃうちゃう、三重県で野球部が優勝して甲子園にや」
と言ってくれました。
子どもは感じる力があり、ちゃんと見てくれている。
心からやる気を湧かせてくれる瞬間でした。
もう涙でグチャグチャで卒業生に慰めてもらいました。(笑)

それから少しずつですが野球部は力をつけ始めました。
 
野球部の目標が
「一回戦突破」
「ベスト8」
「甲子園」へと
変わっていきました。
 
でも、この時の「甲子園」は全身全霊のものではなく
首から上のものでした。
なんとなく行きたい、行ければいいなみたいな感じ
だったんです。
しかし、子供たちがどうであれ、
求めていることに真剣になろうと思いました。
 
そこでシンプルに考え直してみたんです。
優勝して甲子園に行くにはどうすればいいのか?
行き方が分からないのに行けるわけがない、と考えてみました。
  
そこで気づいたことは、
仮にでもいいので「目的地をハッキリ決める」ことで
「調べる」という行動が生まれるということでした。
 
今になっては、すべてのモノゴトの本質は同じということを
少し学ばせていただきましたが、当時は一生懸命の閃き勝負でした。
 
車のドライブも受験勉強も高校野球も
すべて同じなんだと閃きました。
 
例えば車でドライブしようとするとき、まず何を決めますか?
やはり「目的地」ですよね。
「目的地」が決まれば、ルート(行き方)を調べ始めます。
「ルート」が分かれば、所要時間を調べます。
最後に出発時間や準備する物やドライブ先のイメージをしますよね。
 
受験勉強も志望校を決めてからの手順は同じです。
高校野球も目標をハッキリ決めてから。
手順は同じです。
  
この時、僕のやった甲子園への「ルート」の探し方は
ビデオカメラ一つ持って、全国の高校・大学・社会人野球の映像を
ずっと撮りつづけることでした。
もちろん、勉強もそこでさせていただきました。
 
すべては久居農林の子たちにイメージを湧かせ
理に適った身体の動きを理解してもらうためでした。
強い意思を働かせると調べるという「行動」になって
深く理解する「知性」を手にすることができることが分かりました。
 
「ルート」探しの2年目は、陸上競技等の他種目を見学に全国を
走り回って、3年目は他業種の方々にも学ばせていただきました。
大変でしたが、本当に楽しい時間でした。
次はどこに行こうかと毎日ワクワクしていました。
 
そうしているうちに、
本当に何が大切なのか?ということが
少しずつ分かってきました。
 
〈第2限目おわり〉